卒論テーマ決まる

  • 気持ちのいいお天気。夏が戻ってきた。"University of Southampton徹夜党"党首である僕は党綱領に従って今回もアサインメントをギリギリまで抱えておいて阿佐田哲也の段取りである(一部の人にしか分からないかな?)。今のところ党員は他に幹事長が1名いるだけ^^。台湾人も含めるとIreneとEricは明らかに党員資格がありそうだけど。今回のStrategyはヒジョーに締め切りが厳しく、月曜日の最終講義で具体的な方向性が確定して金曜日提出という流れなので党員以外にも仲間が続出しそうな気配ではある。
  • 案の定、徹夜初日は「完徹で完璧な集中力を発揮」とはならず、時々床で気を失う、というヘタレ徹夜で、文字数もちっとも増えなかった。午前中に半分近くまでは進めたが、これも例によって「切れ味の悪い」文章で、明日の締切日になってから追い込みの切り貼りを行うハメになりそうである。
  • そんな有様で、30日に始まる試験勉強はほぼ手付かずの惨状なのだが、今日は大切なアポイントが一つあった。卒論(Dissertation)の指導教官Dr Katerina Nicolopoulou に初めて会い、「こんなテーマでやりたい」という提案書を持ち込んで、テーマそのものや今後の進め方について指導してもらう約束になっていたのだ。一刻も惜しいはずのアサインメント提出前日だが、必要なことは無理やりにでも早めに済ませておこうと思ったのだ。アポを取ると準備せざるを得なくなる、という「自分追い込み効果」がある。
  • KaterinaはLSEロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)で修士号と博士号を取った後、INSEADで研究員をしていたという超エリートだが気のいいお○さん。姓から予測していた通り、凄いギリシャ訛りだったが、僕のA41枚の提案書など30秒で評価してしまう、という恐るべき処理能力であった。彼女の評価は「Very very interesting dissertation!」ということで、1ヶ所も修正されず一発OK。内容は「大手企業における社内ベンチャーをいかにうまくやるか」っていう感じである。卒論は必ず一次調査(定量的調査と定性的調査)が必要で、アンケート(Questionnaire)とかインタビューを行うことになり、どう進めるのかが課題だと思っていたので質問したところ、「まずはLiterature Review(過去の関連する研究を一通り概観、評価すること)をきちんとやること。その後でないとResearchの方針は立たない」。なるほど。すぐにLiterature Reviewを始めるように、とのご託宣だったが「試験が終わるまでは無理ですよ」。
  • 30分ほどの短いミーティングを終えて帰宅。徹夜に備えて少し昼寝しておくことにした。気持ちよく眠るために(この状況にも関わらず)ついつい缶ビールを2本。アサインメント締め切り前日の昼日中に飲むビールは実に甘露であった。ついついブログの更新までしてしまった。