Kumiの誕生日

  • 午前中はひたすらインターネットに向かい卒論の文献集めをする。集めた論文は読まなきゃいけないのでそれを思うと不安が頭をもたげてくるのだが、文献収集そのものは興が乗ってくると結構はまるものである。目当ての論文がきっちり見つかるのは気持ちがいい。印刷は紙を節約するためA4表裏2ページずつ(1枚に4ページ)を印刷する。紙そのものもそうだが、ファイル時のスペースの節約になるのだ。たいていは大雑把だが、こういうところは凝り性で几帳面なB型的性格。
  • 昼前に大学へ行き、野暮用を3つ片付ける。一つはパリ旅行のための旅行保険申し込み書のFAX送付。コンビニでどこでもFAXが使える日本と違い、イギリスには公衆FAXというものが限られた場所にしかないのだ。初めの頃は分からずに、Amberley GuesthouseのElianaのところに行って借りたこともあるのだが、大学のStudent UnionにFaxサービスがあるのを知って以来そこを使っている。一般的にはDTP店とかOfficeサービス店などに置いてあることが多いようだ。頻繁にFAXを使う人は家庭用FAXを買ったほうがいいかもしれない。それから郵便局でBTへの支払い。最後に図書館に行って、ずっと借りていた去年の卒論の、最低限手元に必要なページをコピーする。MBAオフィスのMargaretから、「1週間以上借りたままの人は、即刻返してほしい」というメールが入ったからである。テーマ的には自分と重なるようなものではないのだが、卒論の構成とか調査方法とか添付資料をどうやって作ればいいのか参考にしたかったのである。コピーをしていて、あまりの分厚さ(ページ数の多さ)に再び不安が顔を出してきた。本文は15000語だが、添付資料の枚数が本文を超えているのである。しかもかなり凝ったものを作っている。9月末の締め切りがすぐ目の前に感じられてきた。コピーをとっていると、Manabuさんが同じく去年の卒論を抱えてコピー室に入ってきた。最後にSUSU Shop(大学売店)に寄って、新聞(Financial Times)とA4用紙2束(計1000枚)とKumiに頼まれたスパゲッティ500gを買った。紙は再生紙にした。
  • 家でスパゲッティの昼食を食べた後、Burgess Roadの床屋まで歩いて散髪に。髪が伸びてそろそろ鬱陶しくなってきたので、明日の成績受領に備えてさっぱりと身を整える。床屋のオヤジさんはイタリア人で、当然ワールドカップ談義。「今回のワールドカップはブラジルが圧倒的に強いとは限らない。初戦を見るとアルゼンチンが強そうだったがオランダと引き分けたし。きっと日本にもブラジルを倒す可能性があるよ。イングランドにも優勝のチャンスがあるかもな」。この時点でイタリアはまだグループリーグ突破が決まっていなかったので気になっているようだった(この後、無事にチェコを破り進出決定)。ユウの出迎えを済ませた後、再び大学へ行ってスポーツセンターで泳ぐ。今日はこれからブラジル戦応援に行って飲むので、軽く2000m泳いでやめておいた。今日はKumiの誕生日なのだが、お祝いはパリでたっぷりしてもらうので今日は特に何もなしでいいよ、応援に行ってらっしゃい、と送り出された。その方がよほどコワいのだが。