熱狂のクロアチア戦

  • 先日の豪州戦に引き続いて、Oxford Streetのパブ"The Grape"に出かける。「豪州戦での日本イレブンのプレイは上品過ぎたが、われわれの応援も上品過ぎたので、"反省"を踏まえてイギリス人サッカーファンを招待して"正しい"応援の仕方を教えてもらおう」とはSachiさんの呼びかけ。それに呼応して我が家は家族揃って出動。まずは"West Quey Shopping Centre"に寄って子供用の「サムライブルー」シャツを探す。そこまでこだわる必要もないのだが、子供の半袖が不足していることもあるので記念を兼ねて。しかし、当然ながらAdidas Shopにも他の店にも日本ユニフォームのレプリカTシャツなど売っていない。ほぼEnglandグッズ(白地に赤のSt George's Cross)一色で、他にはヨーロッパ諸国とブラジルぐらい。日本など意識の端にも存在していないに違いない(まあ人口が少ないので需要もないから仕方がない)。クロアチアの「赤白市松模様」はしっかり売られていた。同じブルーでもイタリアやフランスで代用するわけにはいかないので、マンUなどクラブチームのやつにしようかとも思ったが、結局、GAPでそれらしいデザインの、国名が入っていない子供用サッカーTシャツを見つけて購入した。でもEnglandおよびSouthampton SaintsのTシャツも記念に買って帰りたいとは思っている(W杯も中盤戦に入り、そろそろ投売りが始まりそうだし)。
  • フードコートで昼食を簡単に済ませていよいよPubに向かう。Collage Street Parkingという公共駐車場を見つけて停めたが、Pubに至近の好立地であった。この駐車場はOxford Streetのレストラン街に家族で食事に来るときにも活用できそう(今まで一度もチャンスがなかったので、帰国前に一度ぐらいは!)。平日昼間だった豪州戦と異なって今回は日曜日なので日本人が続々と集まってくる。初対面の人も多く、日本人コミュニティーの交流の場としても最適である。「応援の先生」はSachiさんのパートナーのSteveの友達であった("Professional football fan"でSaintsの熱狂的サポーターだそうだ)。
  • 応援の最高潮はPKを止めた川口のスーパーセーブのときであった。「ニッポンチャチャチャ」を全員でやった。終始大いに盛り上がって楽しい応援であったが、最後のロスタイムでもう一回やればよかったと悔やまれる。勝てなかったのは残念だったがそれはクロアチア側もそうだろう。双方死力を尽くした好試合。あと1試合、ブラジル戦での勝利はちょっと厳しいだろうが、決勝トーナメントに行けなくたっていいではないか。世界から選りすぐりの32チームが集まってくるのである。その最高の舞台で勝ち抜くのは容易なことではないのだ。柳沢を、玉田を責めないでほしい。「次」に向けての反省や強化策検討は大いに結構だが、僕は感情的で無責任な批判をする人の行動にはいつも大きな違和感を感じるのである。批判するにしても、試合をしている当事者にしか分からない様々な事実があるだろうことを考えつつ、ポジティブ志向で暖かいエールを送りたい。
  • ユウのナオの我が家の2トップは絶好調。意味も分からずはしゃいでいる2歳半のナオはともかく、7歳のユウには、イギリスでのワールドカップ応援体験(特にパブでの応援)は強烈な印象を与えたようである。帰宅後、紙を丸めてセロテープで固め、即席のサッカーボールをつくって家中を蹴り回っている。サッカーをやりたいようなので、帰国したら小学校のクラブに入れてやろうと思った。