夢のレゴ王国(2)

  • お次のアトラクションは、ユウを連れて"Digger Challenge"へ。擬似工事現場でパワーショベルに乗って操作し、「土砂」(実際は「ボール」)を掬って指定された場所へ移す(動かすのはショベルのみで車両は動かない)というもの。20分ほど待った後、「現場事務所」のような場所でビデオの操作説明を見る。係りの太ったお姉さんがやたらと無愛想で命令口調だったので「サービス業なのに従業員教育がなってないな。イギリスだからこんなもんなのかな」と一瞬思ったのは当方の誤解であった。ここは工事現場で、お姉さんは現場監督、お客は作業員なのである。「命令口調」も含めて顧客サービスなのであった。
  • Kumiから「池の畔の客席をとったから来るように」と携帯に連絡。2時からショーがあるのだ。タイトルは"Secret of the Scorpion Palace"(サソリ宮殿の秘密)。ストーリーはお子様向けの単純な勧善懲悪だが、アクションが素晴らしい!塔から池への飛び込みもあり、「殺陣」も本格的だしバック転も連発。大人もけっこう楽しめる質の高いエンターテインメントだった。しかし、とにかく暑い!蒸さないので汗はあまり出ないし、気温もせいぜい28度程度なのだが、日差しが強くて疲れるのだ。大人はバテ気味だが子供たちは元気である。またプレイエリアで遊ばせたが、日射病も心配なので日陰を求めて屋内の遊びを探す。粘土でできたおもちゃに絵の具を塗るコーナーがあった(もちろん別料金)。ユウはこういうのにはすぐに夢中になる。
  • 最後に行った「ミニランド」が、このテーマパークの白眉である。全てがレゴブロックで作られた世界の街並み。有名な建物が精緻に再現され、遠目にはとてもブロックで作られているとは思えない。バスや鉄道、船が動いているが、どんな仕組みになっているんだろう。そもそもこのレゴランドは、LEGO社が「自社のレゴブロックを使ってどんなものができるか、その可能性を紹介し、また休日を楽しめるようにと企画、設置した」ものだそうだが(Wikipediaより)、このミニランドはブロック造形の究極の可能性を追求したものだと思う。ここを見るだけでも訪れる価値あり、と僕は力強く言い切ってしまう。ブロックの夢の王国である。