連日の将棋ネタ

  • 昨日の記事は僕の「期待と願望」を表明したものであったが、結局、島の王位挑戦はならず、名人戦も谷川敗退に終わった。残念だが、島は王位リーグ残留だし、谷川は来期も必ず挑戦争いに絡んでくるだろう。やはり今の将棋界は、「羽生・森内・佐藤」の3人を中心に回っているのである。谷川が反攻し、渡辺・山崎がタイトル戦常連になってくると一将棋ファンとしては大いに楽しくなってくるのだが。
  • 王位戦は佐藤が連続挑戦で、羽生とのタイトル戦番勝負は通算16回目となった。戦績は偏っていて羽生の12勝3敗だが、最近は敗れた勝負も前期王位戦や3連敗後から盛り返した王将戦など佐藤が盛り返しており、「互角」と言ってよい。竜王戦王座戦も有力な挑戦候補となっており、今年は佐藤の二冠、三冠もあるかも知れない。森内は名人戦3連覇で通算4期獲得となり、「十八世名人」の資格獲得まであと1期を残すのみとなった。羽生が4期で並んでおり、来期以降の「十八世」への先着争いが面白くなったが、そもそもタイトル獲得既に63期(森内は今回の名人防衛で7期)という羽生が未だに永世名人になっていない不思議を思うに、森内には悪いが羽生の「十九世」はあってはならないことのように感じられる。来期は羽生が挑戦者となり、「勝ったほうが永世名人」という空前絶後の決戦が実現する予感がするのである。