出題予想は当たったが・・・

  • ほぼ徹夜で試験当日の朝を迎えてしまった。床で気を失って1,2時間程度は眠れたようだが、万全のコンディションとは言えない。でも2時間の試験を一つ受けるだけなのでRedbullと濃いコーヒーとチューインガムの助けを借りれば集中力は持続できるだろう(診断士試験のような長丁場では無理だけど)。試験範囲が広くて一通りカバーするのにはとても時間が足りなかった(村上ファンドや秋田の事件が気になってついついニュース・チェックに費やした時間が悔やまれる...)。
  • 予測は「本命−対抗」で的中した。加えて答えなかったもう一問も「注意」と見ていたので、馬なら見事三連複的中!といったところだが、惜しむらくは馬券を絞りきれずに「総流し」もしくは「ボックス買い」せざるを得なかったことである。馬ならその場でお金を失うだけだが、試験でヤマを外して「苦し紛れの頓珍漢答案」や「白紙答案」など生産しようものなら卒業に関わってくるからである。かなり自信のあった予測なのだが、そこに絞って他を捨てる勇気が僕にはなかった・・・。1点買いできていればもっと準備に集中できて質の高い答案を作れたのだが・・・。
  • 出題された問題は下記の通り。
    • (1)下記の有名な企業の中から1社を選択するか、または他の有名企業や自分のよく知っている企業を選んで問いに答えること。<ウォルマートジョン・ルイス(百貨店)、デル、マクドナルド、トヨタ>−−−企業はいかにして、マーケットにおける差別化とローコスト化のジレンマに対処するのか。  ---> John Powell & John Martiの大御所2人による共同出題。難しい上に採点がムチャクチャ厳しいらしいので留学生組はほぼ避ける。
    • (2)株主価値分析(Shareholders Value Analysis=SVA)とは何を意味するのか、企業がSVAを行うのはなぜか、実際にこの手法を運用するに当たっての問題点は何かを説明せよ。---> 的中。1つ目として選択する。もっと完璧に準備しておけば・・・。
    • (3)この10年間で戦略計画(srategic planning)の役割は変化してきた。何が変わったのか、組織の戦略的意思決定に対してこの変化はどのような影響を及ぼしたのかを論ぜよ。---> 出題傾向が変わったので戸惑ったが、「Strategy Formulation」からの出題で、「Planning School」の主要論点を含む出題である。2問目として選択。関連する学術記事も読んできたので見事的中と言えるが、他に時間を割いたことが悔やまれる・・・。せっかく準備した内容を十分に盛り込むことができなかった。
    • (4)コア・コンピタンスの概念について、およびそれがM&A多角化の意思決定に与える影響を説明せよ。企業が自社のコア・コンピタンスを知ることの重要性について例を挙げて論ぜよ。 ---> 迷ったが選択せず。「3着」まで完全に的中しとるやんけ〜(泣)。
  • まあ前期の試験よりはまともな答案が書けたのではないかとは思うが、決して「自信満々」といえる仕事はできなかった。終わったことは仕方がないので、結果を静かに待ちながら、ひと時リラックスして、粛々と卒論の準備を始めようと思うのだ。