論文の山に埋もれる

  • パリ旅行のブランクで卒論が滞っているので、頭を再起動してネジを巻き直さなくてはならない。自分が研究するテーマに関する過去に為された研究をトレースするところから始めることになるが、状況としては読むべき論文を収集している途中であった。重要な論文から読み始めて、その過程で必要になったものを順次追加していく、というやり方が効率的かつ効果的だと思うのだが、文献を探しているとついついいろいろな論文が目に付いて、芋づる式に集めることになってしまった(凝り性のせいでもある)。
  • 論文を検索する作業、見つけた論文をダウンロードする作業と、ダウンロード済みの論文を印刷する作業を平行してやるのだが、負荷を掛けすぎたのかパソコンのパフォーマンスが極端に低下してしまい苛々する。紙とスペースを節約するために、印刷はA4片面に2ページ、両面印刷をしているので印刷指定と段取り換えに手間がかかる。「待ち時間」に他の作業を進めようとするのだが、レスポンスが悪いのでどうしても手が空く時間ができる。そこで、Kojiから借りたままになっていた『国家の品格』を合間に読むことにした。大仰な題とは裏腹に、このような作業の片手間でも気楽に読み終えられる程度の本であった。
  • この作業はきりがない(どこまでやればいいのかは、結局はどんどん読んでいかないと分からない)ので、今日で終えて、明日からは本格的に文献読みを始めることにする。とりあえず印刷した論文類の山をジャンル別に大雑把に分類する。結果は以下のようになった。作業終了は午前2時半、連夜の「深夜残業」となった。
  • 計168本、1本平均20ページとして3360ページ・・・。これを「全部読む」などあり得ないことで、実際は(1)から重要な論文を選んで精読しながら方向性を決めて、必要な論文をツマミ食いしていくことになると思う。それでも最低50本はこなさなければならないだろう。連日10時間以上英語の論文を読む生活が始まる・・・。適度に子供と遊んだり泳いだり散歩したりパブに出かけたりして精神の平衡を保ち、気が狂わないようにしたいものである。