マイケル・デルのサクセス・ストーリー

  • 長いイースター休暇が終わって、昨日から大学が再開した。講義は夜からなのだが、図書館に籠って"Strategy in Entreprenerial Ventures(ベンチャー戦略論)"のアサインメントに励む。と言ってもまだひたすら本を読むばかりで、まだ1文字も書いていない状態である。周囲の進捗状況を探ると、みんなある程度書いているようで、(例によって)最後方からの追い込みに賭けることになる。
  • お題は、特定の会社を題材に選択して、「スタートアップ期のビジネス環境と競争戦略」、「継続的成長を支えた内部要因、外部要因」、「競争優位をどのように築いてきたか」、「競争優位を将来にわたってどのように継続するか」を論じるもので4000-5000語という大きめの課題である。一応、構成は既に考えてあり、3月下旬に「この考え方で間違いない」ことを講師に確認してあったのだが、それ以降はグループ・アサインメントに注力していて放置してあった。
  • 題材はDELLである。ベンチャーを論じるには創業者本人の考え方に当たるのが早道であり、"Direct from DELL"という自伝をAmazonで入手して読み始めていた。『デルの革命』という題で「日経ビジネス人文庫」から和訳が出ているのだが、まさかこういうアサインメントが出るとは思わず日本に置いてきてしまったので原書を読まざるを得ない(参考文献として使うにはどっちにしても原書が必要なのだが、和訳があったほうが該当部分の英語だけピンポイントで読めるので楽なのだ)。
  • この本は面白い。凡百の経営理論書よりも経営戦略のテキストとして役立つのではないか。真の差別化とは何か、顧客志向、マーケット志向とはどういうことか、相手の強みを弱みに変える、等等、読みやすいがずしりとくる内容である。
  • 今日は一気に文章を書き進める予定。どこまで到達できるであろうか。

Direct From Dell

Direct From Dell