Taxi?Taxi!

  • バスでHaymarket駅に戻る。宿へ荷物を取りに行ってバスで空港へ行くつもりなので、先に駅前でAirport Busの乗り場を探すが見当たらない。Kumiが人に聞いたら2つ先のバス停だという。仕方なくまず宿に戻ってもう一度ホテルの人に聞いたらやっぱり駅前だということ。僕一人でもう一度偵察に行ったらさっきのとは別のバス停がすぐ隣にあり、空港行きの表示があった。宿に知らせに戻ったら、雨も降っているしもう一度歩きたくないのでタクシーにしよう、という話がまとまっていた。ホテルの人は(高くつくから)バスを勧めてくれたのだが。2台呼んだタクシーのうち1台はすぐにやってきた。出発時と同じく義父と僕が残ってもう1台を待つがなかなかやってこない。しばらく待ってホテルの人に催促を頼もうとしたが、ちょうどチェックインで込み合っていてなかなか手が空かない。やっと確認してもらったらタクシー会社の勘違いで1台しかよこさなかった、というのが真相であった。2台目は催促の電話から2分ほどでやってきた。これなら最初からバスで行ったほうがよほど早かったし安かった!
  • 空港でチェックインを終えた後、フードコートで早めの夕食。サンドイッチや「Burger King」で済ます。「美味しいものを楽しむ旅行」もまだまだ夢なのである。子供のためのお絵描き(塗り絵)コーナーがフードコートの隅っこにあって、ユウとナオはそこに張り付いて遊ぶ。ナオは20ヶ月のスウェーデン人の女の子と仲良く遊んでいたが、。
  • ナオが警戒し始めた。「ぼくはひこうきはのらないよ。ぼくはばすでおうちにかえるよ」「ばすでかえろうよ」。空港で飛行機を見るのは楽しいのだが乗るのは怖いのだ。手荷物検査を終えて、搭乗ゲートでのちょっとの待ち時間にようやくビール1パイントにありついた。
  • 搭乗した瞬間にナオは大泣きを始めた。いくら泣いてもシートベルトに括り付けなくてはいけないので可哀想だが仕方がない。そのうちに泣きつかれて眠ってしまった。横を見るとユウも知らぬ間に寝息を立てている。わずか1時間半のフライトでサウサンプトンに到着。タラップを降りるともう8時を過ぎているのにエディンバラの昼間よりずっと暖かかった。
  • 荷物を受け取ってタクシー乗り場を探すが分からない。タクシーは全てカウンターで申し込んで前払いをする仕組みなのであった。6人だというと「ミニバス」を用意してくれた。紙に書いてある番号の車が来てくれるのである。すぐにNo.41のミニバスは見つかり、運転手さんに荷物を積んでもらう。この申し込みシステムはなかなか合理的だしミニバスは広くて快適だ。値段は15ポンドで普通車2台とあまりほぼ同じであった。
  • やっと家に帰りついてユウがつぶやいた。「旅行って楽しいけど疲れるよね」。