Yoshiの引っ越し祝いパーティー

mi-san20042006-05-06

  • 昨夜は疲労困憊のはずなのにちっとも熟睡できなかった。頭から湯気が出るほどの集中を長時間続けたのでアドレナリンが身体中に充満してしまい、副交感神経がうまく働かなかったのに違いない。寝ぼけた頭でそれでも気合を入れて7時半に起床する。なぜ早起きしたかというと、午後から我が家でクラスメートを集めてパーティーを開くことになっており、午前中にモロモロの準備をしなければならないのである。
  • まずは庭の芝刈り。イギリスでは庭の手入れを週末毎にマメに行うのは常識なのだが、ウチでは(というか僕が)一回刈ったきり冬を越して暖かくなってまた伸びるようになってきたので雑草も含めてボサボサ状態になってきた。自分の散髪すら行けない状況で芝生の世話までは手が回らない。幸い塀に囲まれたバックヤードなので外からは覗けないが、ダイニングから眺めるその姿はみっともないことこの上ない。今日は十数人が集まるので窓を開放して庭まで食事に使おう、という作戦なので、みんなが来る前に芝刈りを完了させ、すっきりした頭、いや庭をゲストにお見せしたい。
  • ガレージから手押し式の電動芝刈り機を引っ張り出し、もうすっかり背丈が伸びてしまった芝生や雑草をなぎ倒しながらなんとか1時間で庭全部の芝刈りを完了。前回同様やや虎刈り気味で美しい出来とは言えないがやらないよりはずっとましだ。ダイニングからの眺めも随分きれいになった。
  • 芝刈りの後はTESCOへ買い物。買い漏らした飲み物や野菜、チーズ、そして庭に敷くラグマットを買う(日本のレジャーシートやゴザより快適そう)。ところがせっかくマットを買ったのにスーパーを出る頃には雨が降り出してしまった。これでは庭での食事は出来なさそうで残念。昨日のような「初夏」の日和だったらよかったのに。家へ着いたところへYoshiから電話。そろそろ準備に行きますよ、とのことで、彼と同じGower Buildingに住んでいるSadie/Jeremy親子もいっしょに運ぶことにした。Sadieを招待するのは実は前々からの懸案事項だったのだがようやく実現することができた。4歳のJeremyとうちの息子たちを遊ばせながら、KumiがSadieに日本料理を教える、というのが目的。
  • SadieはKumiの指導で手巻き寿司を担当し、その間男は唐揚げとコロッケの衣付けをする。MikiとMisakoもやってきて労働力が揃ったのでYoshiはいつものように得意分野の子供担当に回った。
  • このパーティーは本来はYoshiの引越しパーティーだったのだが、参加者が増えすぎてしまって彼の部屋で行うのは困難になってしまい、ウチでやることになったのだ。ほぼテーブルの準備もできたところで、Yoshiの部屋に行って冷蔵庫から冷えたビールを運ぶ(ウチの冷蔵庫が小さくて入りきらないための苦肉の策)。Jackieの車でDanny、Koji、Johnの車でZoe、Mei、Jayceeがやってきてほぼ人数が揃った。今日のメンバーは後で来たRobを含めてイギリス2、台湾6、中国1、日本8(うちの家族含む)の17人になった。
  • 今日の主人公は実は「お酒」であった。本来のホストであるYoshiがJohn(ワインの会社に勤めていた)に頼んで注文した選りすぐりのワイン、僕が先月スコットランドで買ってきたシングルモルト、そして『森伊蔵』。これはYoshiがイースターで帰国したときにわざわざこのためにJALに乗って1人1本限定の機内販売で入手したものである。特に九州男児芋焼酎に目がないManabuさんが楽しみにしていたのだが、あいにく体調を崩したということで欠席であった。本当は残しておいてあげたかったのだが、森伊蔵を目の前にして飲まないのも幻のプレミアム焼酎に対して失礼であるので、本当にManabuさんには申し訳ないのだが量は容赦なく減っていった。
  • 2時間ちょっとのパーティーはあっと言う間に過ぎ、みんな本来の会場であったYoshiの部屋に場所を移した。みんながいっせいに去って、ナオが悲しくなって泣き出してしまった。これからますます季節が良くなるので次は試験の後に庭でBBQなど企画したいものである(すぐに帰国するのにBBQセットなど買うのはもったいないので躊躇していたのだが、「1回用」が売っているらしいのだ)。